前立腺肥大の男性
ある初老の男性が、前立腺肥大の薬が欲しいとやってきました。
漢方がいいのではないかと思っているとのことでした。
いろいろと話をしているうちに、実は、大学病院にかかっていて、薬をすでに飲んでいるとのことでした。
同じような系統の薬は避けるべきだが・・・
飲んでいる薬の内容をチェックし、前立腺肥大の漢方を飲むのは止めた方がいいと判断し、

今、服用している薬と買おうとしている漢方薬は、同じような作用をする薬です。
副作用が出る可能性が高いので、飲まない方がいいですよ。
と説明しましたが、その男性はどうしても漢方を買って飲みたくて仕方がないようで、

大学病院の先生が出してくれた薬に合わない漢方があるはずがない!!

???
結局、意味不明な論理を振りかざして、買っていってしまったのです。
私は、その人がどうしても買うと言うので、もし飲んで、〇〇のような症状が出たら、副作用なので、すぐに止めてくださいと話しました。
その後
数日後、その男性がドラッグストア内をうろうろしているのを見かけました。
私が昼休みで、裏に引っ込んでいる間に、その方が買った漢方薬を、返品されていました。
どうしたのかと、他のスタッフに訊いたら、

この漢方を飲んだら、〇〇という副作用が出たので、返品したい。
と言って、開封して飲んだにもかかわらず、無理やり返品したそうです。
さすがに、あれだけ「止めた方がいい。」と言っていた私には、「返品します。」とは言えなかったのでしょう。
そもそも論
たとえ、大学の先生が処方した薬であろうとなかろうと、どんな薬にも副作用があります。
時々、

この薬には副作用がありません。

一生飲んでも大丈夫な薬です。
このような、訳が分からないことを言う医師もいます。
そのようなことを言う医師は、すぐに受診するのを止めた方がいいです。

副作用のない薬はありません!!!
大きい声で何故か言いにくいみたいですが、薬よりもワクチンの方がもっと危険です。
危険を上回るメリットがある時だけ、薬やワクチンを利用するかどうかを考えるべきなのです。
絶対、安全な薬やワクチンはないことを忘れないでください。
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